2005/12/25

Merry Christmas!

「ブログを見てるけれど、あまり本人たちの写真が載ってないね」と言われ、慌てて二人の撮りました。このブログを見てくださっている日本の教会の皆様、今年一年間私たちのために覚えてお祈りくださり、ありがとうございました。皆様のお祈りにより支えられ、数え尽くすことができないほどの恵みを主から頂いた一年間でした。お祈りに覚えて下さる方々の新しい年が、主の恵みで益々満ち溢れた年でありますようお祈りいたします。私たちのうちに宿るために肉体をとってこの世に来てくださったキリスト・イエスに限りない栄光がありますように!

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。・・・そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。」-ヨハネ1:1,14

今年最後のクリスマス礼拝

12月25日、今年最後のクリスマス礼拝はプノンペン郊外にあるキン・スワーイという地区のとある村にある教会で奉仕をさせていただきました。私たちはどこへ行くにもフルートと、私の伯父が日本から送ってくれたコンガ(太鼓)を抱えて行き、ワーシップチームに飛び入り参加させて頂いています。カンボジアのどこででも賛美をもって主に礼拝がささげられる自由を感謝しつつ、思い存分に味わっています。主よ、この自由を心から感謝します!

カンボジアからラオスへ福音を!

村で出会ったラオス人の一家です。FEBC(Far East Broadcasting Company)のサイトのラオスのクリスチャンたちの状況の報告の中で、とあるラオス人が、「聖書を読むと警察に捕まるので読めない、キリスト教の間違った教えにはまらないように、聖書の勉強ができるテープを送って欲しい」と切なる願いを持って書いた手紙が送られてきたと書いてありました。それを読んで、ストン・トラインのラオス語を話すクリスチャンたちが、福音を携えてラオスに入っていく日もそう遠くはないかも知れない、と思わされました。禁教国に囲まれたカンボジアは地理的にとても重要な場所に位置します。今回の旅行を通してラオスのために引き続き祈っていくことができるように主の助けを仰ぎました。カンボジアからラオスへ福音を!

収穫は多いが、働き人が少ない。だから、収穫の主に願って、その収穫のために働き人を送り出すようにしてもらいなさい。」-ルカ10:2

ストン・トライン州パート3

メコン川登りで見かけたラオスの国旗です。国旗と共に共産党旗を掲げているのが印象的でした。ラオスは隣国のベトナムや中国と同じく禁教国(キリスト教布教禁止国)ですが、クリスチャンに対して他国より更に厳しい措置がとられていると言われています。政府が用いる化学兵器や拷問により命を落としているクリスチャンもいるという報告があり、国連や世界の人権団体が絶えず圧力をかけているそうです(興味のある方は Persecution.orgというサイトのラオスの欄をご覧下さい)。厳しい状況におかれているラオスのクリスチャンたちですが、御霊の働きを止めることは何者にもできません。近年北方のとある村の住人全員がキリスト教ラジオ放送を聴いて改宗したという報告があります。また激しい拷問を受けながら背教を迫られ背教していく人々がいる中で、信仰を守りぬくクリスチャンたちもいるということです(FEBC報告)。

わたしは確信する。死も生も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、高いものも深いものも、その他どんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスにおける神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのである。」-ロマ8:38,39

ストン・トライン州パート2

ストン・トライン滞在中メコン川を北へボートで約45分のぼった所にある国境沿いの町、ヴォン・カムに行って来ました。ストン・トラインはプノンペンより気温が低く、この日の最高気温は20度。「日本はもっと寒いんだ、これくらい何でもない!」と思いつつも、薄手のジャケット一枚しか持ってこなかったことを後悔したのでした。しかもボートの底には穴が開いていたのか水漏れしており、ヘルメットをかぶった船主が一生懸命ボートから水を汲み出しながら運転して・・・緊張感溢れる45分間でした。

ストン・トライン州

12月15日から8日間、プノンペンから北へ約500km、カンボジアの北東に位置するストン・トライン州へクリスマス会に招かれて出かけてきました。このストン・トライン州、ラオスとの国境に接している州で、人口の7割はラオス人だと言われています。宣教師たちに連れられて村の幾つかを回ったのですが、老若男女関わらず、ラオス語とクメール語を巧みに使い分けて話していました。写真は訪れた村の小学校の子供たちですが、ラオス人です。カンボジアでは基本的に学校ではクメール語以外に話してはいけないことになっているそうですが、出会った子供たちはラオス語を話していました。ラオス語とタイ語は80%共通しているそうで、ラオス人とタイ人は会話ができるそうですが、クメール語とラオス語は10%しか共通していないそうで、現在クメール語習得で苦労している私たちは、両方の言語を巧みに操っている子供たちを大変羨ましく思ってしまいました。

今年最初のクリスマス礼拝

カンボジアの教会では早いところでは12月の上旬にクリスマス礼拝をします。12月4日、私たちも今年最初のクリスマス礼拝に招かれてシェムリアップ州に出かけてきました。普段は40人ほどの日曜学校の出席者数がなんと300人以上に膨れ上がり、会場が人で溢れ身動きが取れないほどになっていました。また、近所の寺の仏僧も出席してのクリスマス礼拝となりました。12月はキリストを証する絶好の機会です。

2005/12/01

聖書学校宣教大会

28日月曜日、カンボジア・アッセンブリー教団聖書学校(Cambodia Bible Institute)にて初めての宣教大会が行われました。外国の食文化を知ろう!ということで、各宣教師たちがそれぞれの国の一品料理を提供する中、私も巻き寿司とマシューの郷土料理のサルサを作って出しました。「この黒いものは何ですか?」中には外国料理に初めて触れる学生たちもおり、わかめはカンボジアにもありますが、真っ黒なのりには少し驚いたようです。
「カンボジアから宣教師を!」私たちの大きな祈りの課題です。

アッセンブリー教団宣教師団会議

アッセンブリー教団宣教師団と理事会合同の異例の会議が25日、26日と2日間かけて開かれました。今回はカンボジアの福音派の教会の周辺で現在起こっている問題についての説明が会議の主題でした。色々な事件が起こっていますが、「私たちの戦いは血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦い」(エペソ6:12)であり、私たちのすべきことは不安に陥らずに祈ることであることをお互いに確認しあい、祈り合いました。主が終わりの日に備えて、カンボジアの教会を振るって下さり強めて下さっていることを心から感謝します。

「しかし、わたしたちを愛して下さったかたによって、わたしたちは、これらすべての事において勝ち得て余りがある。」-ローマ8:37

2005/11/22

ニホンちゃん


お祈りいただいています、ヴァンニーさんの長女で小児白血病を抱えているニホンちゃんです。とても痩せていますが、元気良く泣いていました。癒されるように、そしてこの子の癒しを通して家族全員が救われるように、祈り続けています。

だから、互に罪を告白しあい、また、いやされるようにお互いのために祈りなさい。義人の祈は、大いに力があり、効果のあるものである。」 -ヤコブ5:16

結婚式

カンボジアでは、特に地方では、まだまだ両親同士の合意による見合い結婚が慣わしです。2、3日かけて盛大な結婚式を挙げます。カンボジアでは花嫁料から結納、挙式に至るまで全て男性が費用を負担する慣わしで、カンボジア人の平均収入1~2年分もかかる結婚式費用を払えない男性は結婚できないそうで、お金の無い息子だけれど是非結婚させてあげたいと両親が結婚式費用をかき集めるのに親戚中を回ったりなど、家族に負担もかかることが多く、そのため「子供は男の子より女の子を持ったほうが得」だと言うのを良く聞きます。しかも結婚後は新婦の家族と同居という婿入り結婚が多く、男性にとっては踏んだり蹴ったりの結婚だな~と日本人の私はついつい思ってしまいます。今回のヴァンネーさんのご主人ソカン・ソクンさんの顔に笑顔が見られないのは私の気のせいではないのでは・・・でもいい結婚式でした。

結婚式 パート2

新郎とその親族が新婦の家まで行進している結納の儀式の風景です。親族全員が新婦の両親に送る結納の品々を携えて行進します(マシューの頭が突き出ているのが分かりますでしょうか)。現在は100mほどしか行進しませんが、かつては何kmもある新婦の家までの道のりを新郎と親族が行進したそうです。重いみかんの山を抱えさせられたマシューは道のりが100mほどで良かったとホッとしていました。

2005/11/20

結婚式

キリロムから帰ってきた翌日、私がシェムリアップにいた頃クメール語を教えて下さったカオット・ヴァンニーさんの妹のヴァンネーさんの結婚式があり、シェムリアップに行って来ました。外国人の私を家族のように受け入れて下さったこの一家、今回も親族しか参列しない披露宴前の色々な儀式に私たちを加えてくださり、とても貴重な体験をすることができました。左の写真は新郎新婦が両親らに挨拶、指輪を交換しているところです。

2005/11/15

シングル・ミッショナリー

フィリピン・アッセンブリー教団海外宣教部からカンボジアに派遣されている独身の女性宣教師たちです。皆カンボジア在住10年以上、あるいは10年近くのベテラン宣教師たちで、私の“アテ(タガログ語で“お姉さん”の意味)”たちでもあります。「よしこのブログにこの写真是非載せて!」という彼女たちの希望で、載せてみました。カンボジア宣教は独身女性たちの働きによって成り立っているといっても過言ではないほど、カンボジアには独身女性の宣教師たちが多く、素晴らしい働きをしています。女性で宣教師を目指している方々、是非カンボジアへ!

キリロムにて

水祭りの休暇を利用して、フィリピン人宣教師たちと共にプノンペンから南西に約100km離れたところにあるキリロムという避暑地に行ってきました。プノンペンはまだ日中は32度まで気温が上がる暑さですが、ここキリロムは少し高度が高いところにあり、カンボジアにいるのが信じられないような涼しさでした。大自然の中にある山小屋にて共に祈り、賛美し、みことばに聞き、交わりを持つことができました。主に感謝。

2005/11/13

水祭り

カンボジアで旧正月とお盆の次に大きな祭りと言われている水祭りが火曜日から始まります。この祭ですが、トンレサップ川の水が逆流する10月下旬から11月上旬の満月になる日から行なわれる3日間の五穀豊穣祈願の祭りですが、最大の見所は何と言ってもプノンペンのトンレサップ川で行なわれるボートレースです。それぞれの地方から送られてきた代表者たちが鮮やかな彩のカヌーに乗って速さを競います。自分の地方の代表者たちに声援を送ろうと地方から出てくる人々で、この時期のプノンペンは人口が2倍以上に膨れ上がると言われています。まだ祭りが始まるまで2日あるというのに、トンレサップ川の近辺はものすごい人ごみでした。祭りが始まる火曜日はこのトンレサップ川、身動きが取れないほどの人だかりができるそうで、毎年死人が出るほどだとか。私たちは明日からフィリピン人宣教師たちと共に地方へ避難します・・・

2005/10/31

アパートの住人

とある日の夕方、市場に買い物に出かけようと住んでいるアパートの階段を下っていたら突然マシューが「シーっ静かに!」同じアパートに住んでいるパキスタン人で敬虔なイスラム教徒のアルフォンが祈りをささげている時間で、足音を立てて邪魔をするなと言っているのかな?と思ったら、何と長さ30cm以上もある大きなとかげ(カンボジアではタッカエオと呼びます)がアルフォンの部屋の扉の鴨居にくっついていました。15~20cmの長さのものは良く見かけるのですが、こんなに大きなとかげは初めて見ました。アパートの大家に聞くと、「あ~あれは内の住人よ。」とのこと。このアパートに住み始めて初めて見かけた住人でした。

2005/10/27

井戸端会議

マシューの井戸端会議の仲間です。違う建物の夜だけの門番をしている人や、モトドップ(バイクタクシー)をしている人たちです。まだ流暢にクメール語を話せないマシューに忍耐を持ってクメール語を教えてくれる、貴重な友人です。

2005/10/26

卒業式

カンボジア人でクリスチャンの私の友人、ソヴァン・ケソーさんが今年8月に専門学校を終了し、今日はその卒業証書授与式でした。今ベトナムとの国境問題で話題の的になっているフンセン首相が主賓として招かれていたのですが、物々しい警備の中での卒業式でした。テレビでは毎日見かけるのですが、実物のフンセン首相をまだ見たことのない私たちは少々興奮気味で卒業式会場に到着したのですが、何のことはない、卒業生以外は式会場に入ることができず・・・フンセン首相のマイクを通しての生声だけ聞くことができました。いつもなら声を荒げて人差し指を立てて怒ったように演説する首相ですが、今日は何だか静かだったような・・・「この人にも福音が伝わりますように」私たちの祈りです。

2005/10/15

聖書勉強会

隔週の土曜日はICA(International Christian Assembly)教会の聖書勉強会が各地区で行なわれています。私たちもそのうちの、トールトンポン地区の聖書研究会に参加しています。宣教のため、ビジネスのため、救援活動のために世界各国からカンボジアにやってきたクリスチャンが、共に聖書のみことばに聞き、カンボジアの救いのために祈る、恵みのひと時です。最近はカンボジアの政治が少し不安定になりつつあり、私たちの祈りも益々力が入っています。

2005/10/12

クメール語習得

クメール語学習を始めて早8ヶ月、3月から始まったプノンペン王立大学での勉強も3学期目に入りました。午前中は大学で、午後は家庭教師のところで勉強する毎日が続いています。日本にいたとき日本語が中々上達せず「自分には語学能力はない」と、習得を半分あきらめていたマシューですが、クメール語学習を通して自分の能力に頼るのではなく主に頼ることを教えられました。私も「キリストがすべてのすべてである」ということを、語学学習だけではなくカンボジアにいることで体験する様々なことから教えられています。語学学習期間が与えられていることを、主に心から感謝する毎日です。

2005/10/07

宣教師団祈祷会

今日は先月から始まった月例のカンボジア・アッセンブリー教団宣教師団の祈祷会がありました。 カンボジアの宣教のために祈ることが目的で始まったこの祈祷会ですが、共に集まって祈る恵みを頂いたことを主に感謝せずにはいられません。

もしあなたがたのうちのふたりが、どんな願い事についても地上で心を合わせるなら、天にいますわたしの父はそれをかなえて下さるであろう。ふたりまたは三人が、わたしの名によって集まっている所には、わたしもその中にいるのである。(マタイ18:19, 20)

2005/10/05

リーダーシップトレーニング

お盆を利用して開催された3日間のリーダーシップトレーニングも今日が最終日です。「聖霊のバプテスマを受けられるよう共に祈ろう!」特別講師であるロマハン先生(フィリピン・アッセンブリー教団北ルソン教区長)の力強いメッセージに応答したカンボジア・アッセンブリー教会の奉仕者約150人が共に手を挙げて祈る傍らで、私たちも共に祈りました。

2005/10/04

ブログ完成


3年前、シェムリアップに住んでいたときに私の面倒を見てくださった、フィデル・モンソン先生が、リーダーシップ・トレーニングのためにフィリピン・アッセンブリー教団北ルソン教区の教区長先生方を率いてプノンペンに来られました。今回は過密なスケジュールのためゆっくりと交わることができませんでしたが、忙しい中、このブログの作り方を教えて下さったモンソン先生、有難うございました!ホームページやブログをどのように作っていいのかさっぱり分からず途方に暮れていたところの助けでした。主に感謝!明日からクメール語学校3学期のスタートです。5日間の休暇を思いっきりのんびり過ごしてしまった私たちの脳みそに、果たして2学期で学んだものがどれだけ残っているか・・・