2006/09/21

神の国の拡大

最近よく話題にのぼるイランですが、今、政府がクリスチャンに対する圧力を益々強化していますが、圧力を強めれば強めるほどクリスチャンになるものが増えており、政府が手を焼いているそうです。一ヶ月ほど前の『殉教者の声』で読んだ記事ですが、今年7月のある日曜日、礼拝を主にささげていた最中、警察に家宅捜査に入られ突然逮捕・拷問され刑務所に入れられた出稼ぎのエチオピア人クリスチャン2人が、その刑務所で多くの受刑者たちから「キリストのことを教えて欲しい」と言われ、拷問された傷跡の痛みも忘れて無我夢中で福音を語ったと、「福音を聞いた受刑者たちの救いのために祈って欲しい」と、強制送還された後に母国の教会で証をしたそうです。クリスチャンに対する迫害を益々強めている中国でも、今だかつて無かったほど数多くの中国人が救われているという話を聞いています。主の御霊は人間の制限を越えて世界各地で起こっており、神の国は益々拡大しています。主の再臨に備えて、益々燃やされて福音を伝えて行きたいです。

この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから終りの日が来ます。」-マタイ24:14

お祈り感謝

世界のクリスチャンに起こっている出来事を週ごとにアップデートして伝える『殉教者の声(The Voice of Martyrs)』で得た情報ですが、以前祈っていただいた、イラン・アッセンブリー教団の牧師で背教・スパイ行為等の罪で起訴されテヘランの刑務所で服役していた、ハミッド・ポーマンド先生が7月20日付けで何の説明もなしに、礼拝に出席していはいけないという条件付きで突然釈放されたということです。お祈りを感謝します!でも過去イラン・アッセンブリー教団牧師で投獄された牧師3人とも、釈放された後に何者かに殺害されているそうなので、引き続き、ポーマンド先生とそのご家族が守られるようにお祈りください。

2006/09/18

プチュンバン-カンボジアのお盆(3)

寺の入り口で寺に供えるための花を買っている若い女の子たちです。この15日続く、カンボジアのお盆ですが、クリスチャンにとっては大きな試練の時であり、またキリストを証する絶好の機会の時でもあります。特に家族、親戚中が仏教徒のクリスチャンにとっては、主に助けを仰がずしては過ごすことのできない時期です。今月は日曜日ごとにそれぞれの教会が、御霊に押し出されて実家に戻り、キリストのかおりを家族の中で放つことができるよう、教会員たちのために祈り、励ましています。私たちの仕える主は大いなる主、迫害をさえ乗り越えさせてくださる主です。キリストの光がカンボジア全土で益々光輝くよう、この時期、カンボジアのクリスチャンたちと共に祈っています。

プチュンバン-カンボジアのお盆(2)

寺の僧侶に供える食べ物で最も一般的な食べ物が写真の『ノムボンスーン』と言われる、"まるめたご飯"です。常夏のカンボジア、せっかく炊いた白飯もあっという間に腐ってしましますが、このノムボンスーンはココナッツミルクで炊いたもち米に豚肉や豆などを詰め、もちの葉で巻き寿司のように巻いて竹筒で蒸したもの、日持ちも良く、市場でも売っていますが、特にこのプチュンバンの時期にそれぞれの家庭で作り、寺に持って行ったり、遠隔地から集まった家族で共に食べたりします。常夏の国ならではの保存食品です。日本のおこわのおにぎりを思い出させるものがあり、私はこのノムが大好きです。

プチュンバン-カンボジアのお盆(1)

今月8日からカンボジアのお盆、『プチュンバン』が始まりました。カンボジアではクメール正月の次に大切な祭りの日だと言われています。写真は私たちの近所のランカ寺にいそいそと家族で出かける人たちです。日本にもお盆はありますが、違うのは、カンボジアのお盆は15日間であることと、それぞれの家庭や一族の代表が僧侶に食べ物を供えるため寺に出かけること、それによって僧侶に、祖先の供養、一年の家内安全・商売繁盛を祖先たちに祈願してもらうという慣しです。できるだけ多くの寺にでかけるとそれだけ効き目があるようで、私たちのクメール語の先生などはこの15日間でほとんど毎日違う寺に出かけています。最終日15日はこの15日間で寺にすでに出かけた人もまだ出かけていない人も、貧しい者も富める者もすべて寺に出かけなくてはならないそうで、この最終日が一番重要な日にあたるのだそうです。

カンボジアA/G理事会、宣教師団合同会議

今日はカンボジア・アッセンブリー教団理事会と宣教師団の恒例の合同会議がありました。今回はコンポンチャム州で起こっている政府の教会に対する圧力が主な議事でした。コンポンチャム州は地名通り、チャム族(カンボジアイスラム教徒)の地で、そのためか、政府の教会に対する規制が他の州よりも一段と厳しく、アッセンブリー教団の孤児院が早いうちから設立されたにも関わらず、数年前に立ち退きをしなければならない状況に追いやられたこともあるほどです。私たちの大きな祈りの課題の地でもあります。

2006/09/14

キリストを仰ぎ見つつ

今年1月に買った蘭が開花しました。常夏のカンボジアでは大した手入れをしなくても、ちゃんと開花します。1ヶ月ほど前から待ちわびていたこの蘭が開花した今日、マシューの祖母が昇天しました。脳出血を起こして倒れてから32時間という、あっという間の出来事でした。後数日で87歳だったということですが、アメリカでは長生きした方だとマシューは言います。20年前に先立たれた夫に瓜二つのマシューを、どの孫よりも一番可愛がった祖母でした。私の祖母も去年1月、93歳の誕生日を迎えて昇天しましたが、いつも思うのは、クリスチャンの死は希望である、ということです。なぜなら「肉体を離れ」ることは「主と共に住むこと」だからです(IIコリ5:8)。祖母昇天の連絡を受けて以来、ヘブル12:1、2のみことばが私たちの頭から離れません。

こういうわけで、わたしたちはこのような多くの証人に雲のように囲まれているのであるから、いっさいの重荷と、からみつく罪とをかなぐり捨てて、わたしたちの参加すべき競争を、耐え忍んで走りぬこうではないか。信仰の導き手であり、またその完成者であるイエスを仰ぎ見つつ、走ろうではないか。彼は、自分の前におかれている喜びのゆえに、恥をもいとわないで十字架を忍び、神の右に座するに至ったのである。-ヘブル12:1,2

2006/09/12

妊娠30週目

妊娠30週目に入りました。最近では「太ったね、食べすぎなんじゃあない?」と近所の人や市場のおばちゃんたちに言われなくなりました。妊婦姿が板についてきたのではと思っています。最近知ったのですが、ここカンボジアの産院は休日には医者がしっかり休暇をとるとのこと、休日に産気づいて病院に飛んで行っても、出産を待たされるのが当たり前だということです。もしどうしても出産をその日にしたいのならば、お金を余計に払わなければならず・・・何と、私の出産予定日ですが、実はカンボジアの最も大きなお祭りの一つである水祭りのあたりになっています。その話を聞いて主が出産予定日にも働いてくださるよう祈り始めました。

フィリピンからの来客

私たちがアジア太平洋神学校(APTS)に在学中、学校長であられたジョン・カーター先生が、カンボジア・アッセンブリー教団聖書学校の視察のため、プノンペンに3日間の滞在で来られ、今日、カンボジアで宣教活動をしているAPTS卒業生全員が、先生を熱くお迎えしようとプノンペンに集合しました。私たちがAPTSを卒業して約5年になりますが、カーター先生、全く変わっておられません。先生のクラスがいかに大変だったか、また世界各国で活躍している私たちの同級生たちの近況などを先生からお伺いしたりして、恵まれた交わりの時を持ちました。

2006/09/09

プノンペン王立大学日本語コース卒業式

私たちのクメール語の先生、セティー先生に招かれて、今日はプノンペン王立大学外国語研究所日本語コースの卒業式に出席してきました。現在JICAの支援の下にあるこのコースですが、実は約20年前からこの大学では日本語を教えているそうです。今回の卒業生は14名。4年生(卒業生)と3年生の数名が代表でスピーチをしたのですが、4年生の日本語はかなりのものでした。休憩の合間、JICAの代表の方と少しお話をする機会があり、その方が「カンボジアの若者の語学能力は大したものだ」と言っておられたのですが、まさにその通りだと思わされた卒業式でした。