2010/07/02

レビ3ヶ月

レビが生まれて今日で3ヶ月になります。最近声を立てて笑うようになりました。

良く飲み、良く寝、良く泣く子です。周りのカンボジア人は、「おデブちゃん」と、私たちの友人は「お相撲さん」と、娘のユリは「チャビ」と呼びます。みんな、母乳だけで育っているのを信じてくれません。大変だった妊娠期が嘘のように、元気に育っています。

息子を見るたびに主の憐れみのみ手を思わされています。主が妊娠期から出産まで、どれだけ私たちを憐れんで下さったか、忘れずに心の内にしっかりと刻み、またレビにもそのことを語り伝えたいです。主の栄光がこの子を通して現わされますように。

2010/06/30

主は与え、主は取られる―主のみ名はほむべきかな

写真は去年撮ったボコ―山の風景です(田んぼに青々とした稲が育っているのは、今年のものではありません)。長かった乾季も終わり、カンポット州でも、少ないのですが雨が降り始めました。 雨季到来です。

私たちの借家、実は屋根の瓦が壊れており、雨が漏るせいで天井が破れて家の中から空が見えていたですが、長い間大家さんに修理して欲しいと頼んでいたのに「あ~、こんなの大丈夫よ。」と中々動いて貰えませんでした。ところが私たちが日本に一時帰国して不在の間、同じ敷地に住んでいる大家さんの気付かない間に、どうやらその壊れた屋根の部分から泥棒が入って家中をひっくり返してくれたようなのです。

聞きつけた宣教師たちが全員集まって家を掃除、修理が必要だったところを修理してくれ、私たちが引越して来た時より一段と綺麗にして歓迎してくれたので、私たちもまさか泥棒が入ったと思いもしませんでした。後で話を聞いて驚いた次第です。幾つかの物が無くなっていたのですが、パソコンが盗まれていなかったのには胸をなでおろしました。

「主が与え、主が取られたのだ。主のみ名はほむべきかな。」-ヨブ1:21

です。しかも空が見えていた天井もようやく直してもらい、雨季が始まったのですが、雨漏りの心配もいらず…主のみ名はほむべきかな!

捨て子

カンポット教会のヴター牧師の奥さん、ペアッカダイさんと、3ヵ月前にヴター先生の一家に加わった、モーセ君です。

このモーセ君、私たちの息子のレビと約一週間違いで生まれた子ですが、生後3日目で母親に捨てられ、病院が貰い手を探してヴター先生のところに電話をしてきました。「既に娘もいることだし、養子を育てるお金なんてない」と思っていたペアッカダイさんですが、 生まれた時に肌の色が黒かったため母親に捨てられた子だと知り、ペアッカダイさん自身も親に捨てられた子だと言うこともあって胸動かされ、一週間主に祈った後、愛娘のメリーちゃんに励まされてその子を引き取る決心をします。生後10日で引き取り、名をモーセと付けました。

カンボジアでは、障害を持って生まれてくる子や、肌の色が浅黒い子は簡単に捨てられます。ペアッカダイさんたちも、近所の人たちから「色黒の子を養子にするなんて、あんたは気が狂ってるよ!」とバカにされていますが、気にしません。モーセ君は既にヴター先生一家の一員として思いっきり可愛がられています。罪人の私たちを養子として下さった父なる神の御子、主キリストを主として仰ぐ夫婦に引き取られたモーセ君の生後3ヶ月の人生に、主の憐れみのみ手を見ることができます。肌の色に関係なく愛してくれる両親の愛情をいっぱい受けて育って欲しいです。

レビと共に、主を畏れ、主を高く掲げるものに育ちますように―私たちのモーセ君に対する祈りです。

2010/06/22

ナイジェリア北部にて

写真はVoice of Martyrs(殉教者の声)の6月号より拝借したものです。今年3月にナイジェリアの北部の3つの村で、イスラム教過激派のグループがクリスチャンを襲撃、一晩で500人ものクリスチャンが殺害されたそうです。写真の女の子は4歳で、両親が襲撃によって殺害され、少女も左腕をなたで切り落とされたとのこと、襲撃の激しさを物語っています。

殺害されたクリスチャンたちの告別式の中で牧師が、「聖書でキリストが、このような迫害はこの世の終わりの時代に起こると言っておられるではないか。与えられた十字架を背負って、襲撃した者たちを許さなければならない。」と語ったそうです。
世界には、キリストを礼拝する自由がなく、キリストを語ると投獄され、キリストに従うと決意した途端迫害され殺害されて行く国に住んでいる兄弟姉妹が多くいます。そのようなクリスチャンのことを常に思い祈り続けたいものです。

2010/06/21

カンポット教会

カンポット教会です。切迫早産と診断を受けて以来、教会員たちみんなで祈り続けてくれ、6ヶ月ぶりにレビを連れて帰って来た私たちを喜んで迎えてくれました。

以前はフランス・アッセンブリー教団の購入した土地で礼拝を持っていたこの群れですが、諸事情で教会員の自宅を転々として礼拝を持つようになりました。教会が遠すぎて、乗物に乗るお金がなくて来ることができなかった兄弟姉妹たちが礼拝に来るようになり、また近所の未信者も礼拝に参加するようになりました。教会と言う建物がありませんが、兄弟姉妹は揃って喜んでいます。

立派な建物は無くとも、私たちの主キリストが、み父であられる神を礼拝できる謁見所になって下さいます。世界中の宗教の中で、クリスチャンしか持てない特権です。

「イエスは彼らに答えて言われた。『この神殿を壊してみなさい。わたしは、三日でそれを建てよう。』そこで、ユダヤ人たちは言った。『この神殿を建てるのに四十六年かかりました。あなたはそれを、三日で建てるのですか。』しかし、イエスはご自分のからだの神殿のことを言われたのである。」-ヨハネ2:19―21

「…あなたがたが父を礼拝するのは、この山でもなく、エルサレムでもない、そういう時が来ます。」「…真の礼拝者たちが霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。今がその時です。」-ヨハネ4:20-23

水不足

写真はカンポットの水田の風景です。右手の水田は水が全くないのが分かります。

5か月ぶりに戻ってきたカンボジアは、日中最高気温40度近くまであがる猛暑が続いています。乾季が例年よりも長引いており深刻な水不足らしく、どこに行っても水不足の話になります。。乾季の終わり、雨季の初めの5月下旬から6月上旬は、カンボジアの水源であるトンレサップ湖の水深が通常なら1mあるのですが、今年は乾季が長引いたため、いちばん深いところで40cm程度しかないそうです。また雨季に備えて田植えを始めた農家の田んぼが干上がって植えた苗が死んでしまい、農家が大打撃を受けていると新聞に載っていました。

農業を営んでいた教会員で、農業を諦めて養豚に切り替えた人たちもいます。水不足で悩まされることがほとんどないカンボジアですが、雨の大切さを改めて教えられています。

2010/06/18

はじめまして、レビです

長い間ブログの更新を怠ってしまいました。

妊娠21週目で切迫早産と診断を受け、カンボジアには新生児集中治療室を備えた病院が無いため、医者の指示で、妊娠24週目の昨年末日本に一時帰国しました。実家近くの病院で切迫早産のため約2か月入院、主の憐れみで予定日の4月2日に3194gの男児を出産しました。名前は、リーバイ・ジェレマイア(レビ・エレミヤ)です。

苦しみにあったことは、わたしに良いことです。これによってわたしはあなたのおきてを学ぶことができました。」―詩篇119:71

のみ言葉の通り、切迫早産と診断を受けてから出産に至るまで、様々な試練を通されましたが、そのことを通して主のご性質をあらためて学ぶことができました。また何度も不平をこぼし、悔い改めるのですがまた辛くなると不平をこぼし…その連続でしたが、自分の罪深さも改めて思い知らされました。多くのことをお教え下さり、また憐れんで下さって、息子を安産でお与え下さった主に心から感謝します。

日本を始め、 世界中の多くの兄弟姉妹たちに祈られた数か月間でした。お祈り下さった皆様に深く御礼申し上げます。祈り手を起こして下さり、そのみ業を成し遂げられる主にご栄光がありますように。